ミニッツ・バイ・日経は、日本経済新聞が創刊したWEBメディア。
「一日3分、必要最低限のニュースをわかりやすく」というコンセプトで、音声でも聴くことができます。
価格は初回1か月無料で月額980円。
ここでは、ミニッツバイ日経を無料体験をしたレビューを紹介します。
最初に結論を言うと、
結論
- 扱うニュースが軽めで、主要ニュースをミニッツ一つで把握できない
- アプリを提供されていないため、音声読み上げは使いにくい
- 音声で聴きたい場合は、「聴く日経」の方が低価格で内容も充実している
目次
ミニッツバイ日経とは
ミニッツ・バイ・日経は、日本経済新聞が2024年11月に創刊したWEBメディア。
「一日3分、必要最低限のニュースをわかりやすく」がコンセプト。
学生から若手ビジネスパーソンまで「ニュースの本質を短時間で理解したい」というニーズに応えることが目的です。
内容
3つのコーナーから構成されています。
One STORY
日本を含めた世界の出来事を一つ選び、わかりやすく解説する
Brief Me
「最小限、これだけは読んでおくべき」と思われるニュースを数本ピックアップし、短く要約。
WORDS
経済用語や専門用語の意味を1つ取り上げて説明
料金
初回1か月無料で、その後は月額980円(税込)。
専用アプリ
2024年12月現在、専用アプリは提供していません。
音声読み上げ
どのニュースも、AI音声での読み上げで聴くことができます。
ミニッツバイ日経のレビュー
長年の日本経済新聞の購読者としての視点から、ミニッツバイ日経をレビューします。
コンテンツの内容
コンテンツの内容についてのレビューです。
Brief Me(厳選テーマの記事要約)
感想
「厳選テーマの記事要約」とうたいつつ、ニュース内容が軽めです。
主要ニュースがほぼ入っていません。
これなら、無料のネットニュースで十分では?と感じます。
「Brief Me」と、ポッドキャスト「聴く日経」で配信された2日間のニュースを比較してみます。
2024年12月25日のミニッツバイ日経・Brief Me
- 【労基法見直し】連続勤務日数「最長13日に制限」提言 厚労省研究会(経済・政策)
- 【仮想通貨流出】DMMビットコインの482億円相当流出、北朝鮮系ハッカーが関与(総合1面)
- 【蛍光灯禁止】水銀規制で蛍光灯の製造・輸出入を禁止、28年1月 政府決定(経済・政策)
(参考)2024年12月25日の「聴く日経」
- 政治改革3法成立、企業献金は3月に結論(1面)
- アメリカ当局日鉄のUSスチール買収、バイデン氏に判断一任(1面)
- 石破総理トランプ氏と会談に意欲(総合1面)
- 年末商戦底堅く。百貨店ボーナス追い風(ビジネス1面) 他、ビジネス1面記事2つ
2024年12月26日のミニッツバイ日経・Brief Me
- 【原油安なのに】ガソリン1年ぶり180円台に上昇(商品)
- 【やっぱり暑かった】日本の平均気温、2年連続で過去最高(社会)
- 【能登の老舗復活】加賀屋、26年冬に営業再開(2024年12月25日)
(参考)2024年12月26日の「聴く日経」
- トヨタROE目標20%(1面)
- 中国富裕層に10年ビザ新設(1面)
- 2025年度予算案、一般会計115兆5000億円(1面)
- 伊予鉄が路線バス無人走行(ビジネス1面) 他、ビジネス1面記事2つ
One Story
感想
社会で起こっている出来事を1つ解説しています。
人により興味の有無が分かれる内容になりますが、おおむね読み物として面白いと言えます。
2024年12月25日
ソニーの「プレステ」常識打破の30年 スマホやPCゲーム台頭で競争激しく
2024年12月26日
結局、手取りは増えるの? 年収103万円と106万円の壁はどう変わる
Words
感想
用語の解説が適切にされています。
2024年12月25日
消費税の軽減税率とは 税負担軽減のため一部のモノやサービスに適用する低い税率
2024年12月26日
知的財産権とは 発明や著作を生み出した人の権利、特許や著作権などで保護
音声読み上げ機能について
感想
2024年12月現在、専用アプリが提供されておらず、音声は使いにくいです。
具体的には、
- バックグラウンド再生ができない。手動で画面を常時ONの状態にしておかないと、音声読み上げが途切れる
- 速度変更は可能。しかし、ページを変える都度、再生ボタンの押し、速度変更する必要がある。
メモ
バックグラウンド再生とは、画面をオフにしている間も、メディアを再生できる機能
AIによる読み上げは、イントネーション違いや読み間違いはあるものの、内容は理解できます。
ミニッツバイ日経が向いている人
ミニッツバイ日経が向いている人とは
「内容が自分のニーズと合っていると感じる人」
30日無料体験を試してみるのがおすすめです。
ミニッツバイ日経の代わり2つ
ミニッツバイ日経の弱点は、主要ニュースをこの一つで把握できないところです。
税込980円払う価値あるかなあ・・・というのが正直なところ。
ミニッツバイ日経の代わりとなる、無料・低価格の日経ニュースアプリを2つ紹介します。
ポッドキャスト「聴く日経」
おすすめは、日経ポッドキャスト「聴く日経」。
文字で読むことはできませんが、通勤時間に主要ニュースをさくっと聴いて把握できます。
ナレーターが読んでいるので、違和感もありません。
「l聴く日経」は「audiobook.jp」の聴き放題プラン(月額1,330円 年額9,990円(月額換算833円)の対象。
このページ経由で申し込むと、初回14日無料⇒30日無料になります。
「聴く日経」ポッドキャストを単独で申し込むこともできます。(1ヶ月550円:初回30日無料)
聴き放題プランに入会すると、ビジネス書や小説も聴き放題なので、聴き放題プランのほうがおトク。
時間は20分程度。
聴き放題プランのWEBサイトはコチラから
聴く日経ポッドキャストはコチラから
ポッドキャスト「ながら日経」
「ながら日経」は無料のポッドキャスト。
日本経済新聞の朝刊から5~6本の記事を紹介。
配信日は月~日まで毎日。
ニュースから、電子版の日経へのリンクもあり、部分的に読むこともできます。
「ながら日経」はApple、 Amazon、 Spotifyなど主要なポッドキャストアプリで聴けます。