Youtubeの朗読で青空文庫2021年7月のランキングを聴く!

2020年11月12日

青空文庫のランキングをYoutubeの朗読で

青空文庫は、著作権が消滅した作品や、著者が許可した作品を無料で提供しているインターネット図書館。
日本・海外の名作を読むことができます。

ここでは、青空文庫2021年7月のアクセスランキングを元に、朗読が聴けるYouTube動画を紹介します

ランキングを作家の名前から見ると、10位以内に芥川龍之介作品が2つ、宮沢賢治作品2つ、夏目漱石作品3つ入っています。
誰もが名を知る文豪の人気は不動です。

では、10位以内の作品と20位以内の作品からピックアップして紹介します。

青空文庫を朗読で

1位:雨ニモマケズ(宮沢賢治)

感想

「雨にも負けず風にも負けず」で始まる宮沢賢治の代表作。
賢治の理想とする生き方が短い詩の中に切々と語られます。
テレビ番組「情熱大陸」などのナレーター、窪田等さんの朗読が心に沁みます。

2位:山月記(中島敦)

あらすじ

下級役人になった李徴(りちょう)は、つまらない仕事と、優れた自分が評価されない社会に嫌気がさし、消息を絶ちます。
数年後、李徴(りちょう)の友人の袁傪(えんさん)は、山道で人食い虎になってしまった李徴(りちょう)と出会うのでした。

感想

李徴(りちょう)はなぜ虎になってしまったのか?
自尊心や羞恥心など、誰もが持つ人間の性質が肥大するとどうなるのか?
現代でも十分に起こりうる話に考えさせらる内容です。

3位:羅生門(芥川龍之介)

あらすじ

時は、天災や疫病で荒廃してしまった平安京。
累々と死体が横たわる羅生門に主人に解雇された一人の男がいました。
盗賊になろうかと思い悩んでいた男は、一人の老婆と出会います。

感想

飢え死にするか、それとも盗賊になるか。
究極の状況の中で、善と悪が交差する男の心。
人間のエゴと弱さを描きだした短編小説。

4位:走れメロス(太宰治)

あらすじ

人を信じられず、次々と人々を殺す王。
正義感にあふれるメロスは、王に歯向かい、死罪を宣告されます。
妹の結婚式に出席して、死刑の時刻までに戻ってくると宣言するメロス。
自分の身代わりに、親友のセリヌンティウスを差し出すのでした。

感想

友情と信頼がテーマの、児童向けの作品であるため、聴きやすくわかりやすい作品です。
メロスが懸命に走る姿と苦悩が、脳裏に自然と浮かびます。

5位:こころ(夏目漱石)

あらすじ

鎌倉で「先生」と呼ぶ男性に出会った主人公。
仕事もせず、本を読んで一日を過ごす先生は、月に一度、友人の墓参りに出かけます。
先生の過去には何があったのか?

感想

夏目漱石の数ある作品の中で、人気のある名作の一つがこの「こころ」。
「こころ」を持つがゆえに、悩み苦悩する登場人物の描写が秀逸。

6位:銀河鉄道の夜(宮沢賢治)

あらすじ

父親が漁から戻らず、病気の母親との生活を支えるために、学校後に働くジョバンニ。
彼はケンタウルス祭り(星祭り)の夜、友人のカンパネルラと銀河鉄道に乗るという不思議な体験をします。
二人の旅はどうなるのでしょう?

感想

幻想的な雰囲気を持った作品。
友人とワクワクしながら宇宙を旅する話ではなく、死者とのつながりや本当の幸せがテーマの、物悲しく奥の深い物語。

7位:ドグラ・マグラ(夢野久作)

あらすじ

精神病棟の隔離部屋で目覚めた記憶喪失の男。
現れた教授は、精神医学実験によって起こった事件に男が関わっていたと言います。
男は自分の名前を思い出せるのでしょうか。

感想

日本三大奇書と言われる「ドグラ・マグラ」。
夢野久作の不思議な世界が描かれる作品です。

8位:我輩は猫である(夏目漱石)

あらすじ

「吾輩は猫である。名前はまだない。」という有名な一説で始まる名作。
拾われて飼い猫となった「我輩」が人間社会の滑稽さを語ります。

感想

猫から人間を見た社会という設定や、飼い主であるくしゃみ先生や友人達も個性派ぞろいで面白い。
しかし、とにかく長い。
後半は聴くのが辛かった・・・。

9位:夢十夜(夏目漱石)

あらすじ

「こんな夢を見た」で始まる、夢と現実を行き来する10話の短編オムニバス。
不思議な世界の物語。

感想

10話の短編は、比較的わかりやすい話もあれば、何が言いたかったのだろうと考えてしまう話もあります。
戒めや皮肉、悲しさも込められていて、奥の深い、不思議な空間に漂う物語を楽しめます。

10位:蜘蛛の糸(芥川龍之介)

あらすじ

お釈迦様が極楽にある蓮池を覗いて見えたものは、地獄で苦しむ罪人達。
お釈迦様は蜘蛛の糸を地獄の底にたらして、悪行三昧の大泥棒・カンダタを救おうと試みるのでした。

感想

なぜ、お釈迦様が蜘蛛の糸を使ってカンダタを助けようとしたのかなど、仏教の考え方が作品に込められているので、聴いた後に解説サイトを読むと二重に楽しめます。

11位:あのときの王子くん(サン=テグジュペリ)

あらすじ

砂漠に不時着した「ぼく」と小惑星からやってきた小さな王子様との出会いと別れの物語。
原題が「Le Petit Prince」、「星の王子さま」という題名が有名な作品。
青空文庫のボランディア・大久保ゆうさんが「あのときの王子くん」という題名で新訳として翻訳した作品です。

感想

大人が読んでも心に響く名作。
「大切なことは目に見えない」等々、名言に溢れています。

15位:人間失格(太宰治)

あらすじ

「恥の多い生涯をおくってきました」で始まる物語。
自分をうまく表現できず、疲れ果てる主人公は、心中事件や自殺未遂を起こし、お酒やモルヒネに溺れていくのでした。

感想

自分をごまかすことで生きていく主人公。
太宰治の筆力でぐいぐいと引き込んでいきます。

19位:よだかの星(宮沢賢治)

あらすじ

よだかは醜い鳥で、鳥達からも嫌われていました。
いじめられ続けるよだかは、地上の世界に生きることをやめ、空の星になることを望むのでした。

感想

いじめを受けたよだかが、地上を捨て、星になろうと必死になります。
哀しさに胸を打たれます。

まとめ

青空文庫2021年7月のランキングはこちらから
1位から500位までの作品が記載されています。

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