青空文庫2021年8月のランキングをYouTubeの朗読で!

2020年3月24日

青空文庫は、著作権が消滅した作品や、著者が許可した作品を無料で提供しているインターネット図書館。
作品数は15,000以上。
日本を代表する文豪の名作の数々を読むことができます。

また、多くの人々がこの青空文庫の作品を朗読しています。
青空文庫の朗読版である「青空朗読」は、その代表。
ただ、短編の収録が中心。
数も2021年7月時点で760とまだまだ少ないのが現状です。

そこで、ここでは、青空文庫2021年8月のアクセスランキングを元に、朗読が聴けるYouTube動画を紹介します

 

青空文庫ランキング

1位:雨ニモマケズ(宮沢賢治)

感想

「雨にも負けず風にも負けず」で始まる宮沢賢治の代表作。
教科書にも採用される詩なので、知っている人も多いでしょう。
朴訥とした内容は心に染み入ります。
「こういうものにわたしはなりたい」というラストのフレーズは、静かな決意に満ちています。

2位:こころ(夏目漱石)

あらすじ

鎌倉で「先生」と呼ぶ男性に出会った主人公。
仕事もせず、本を読んで一日を過ごす先生は、月に一度、友人の墓参りに出かけるのでした。
先生の過去には何があったのか?
そして、先生の未来はどうなるのか?

感想

夏目漱石の数ある作品の中で、人気のある名作の一つがこの「こころ」。
青春時代真っ只中の主人公と、壮年期に入った先生。
「こころ」を持つがゆえに、悩み苦悩する登場人物の描写が秀逸。
朗読で聴くと、全編で10時間以上の長編。

3位:星めぐりの歌(宮沢賢治)

内容

「星めぐりの歌」は宮沢賢治作詞、作曲の歌。
賢治が病床の妹トシ子のために書いた童話「双子の星」や「銀河鉄道の夜」に登場します。
2021年開催の東京オリンピック閉会式で大竹しのぶさんにも歌われました。

4位:走れメロス(太宰治)

あらすじ

次々と人々を殺す王がいる町を通りかかった、主人公メロス。
王は人間を信じることができなくなっているのでした。
正義感にあふれるメロスは、王に歯向かい、死罪を宣告されます。
妹の結婚式に出席して、死刑の時刻までに戻ってくると宣言するメロス。
自分の身代わりに、親友のセリヌンティウスを差し出します。
メロスは本当に戻ってこれるのでしょうか?

感想

友情と信頼がテーマの、児童向けの作品であるため、聴きやすくわかりやすい作品です。
メロスが懸命に走る姿と苦悩が、脳裏に自然と浮かびます。
メロスを応援したくなります。

5位:銀河鉄道の夜(宮沢賢治)

あらすじ

父親が漁から戻らず、病気の母親と生活するために、学校後に働くジョバンニ。
彼はケンタウルス祭り(星祭り)の夜、銀河鉄道に乗るという不思議な体験をします。
彼の前の席には、友人のカンパネルラが座っています。
いろいろな人々が乗ったり降りたり。
さあ、二人の旅の結末は?

感想

幻想的な雰囲気を持った作品。
しかしながら、友人とワクワクしながら宇宙を旅する話ではなく、死者とのつながりや本当の幸せがテーマの、物悲しく奥の深い物語。
比喩的描写がわかりにくく、好き嫌いが分かれるかも。

6位:羅生門(芥川龍之介)

あらすじ

時は、天災や疫病で荒廃してしまった平安京。
主人に解雇された一人の男が、羅生門(らしょうもん)にいました。
羅生門は累々と死体が横たわる地獄の有様。
盗賊になろうかと思い悩んでいた男は、一人の老婆と出会います。

感想

飢え死にするか、それとも盗賊になるか。
究極の状況の中で、善と悪が交差する男の心。
人間のエゴと弱さを描きだした短編小説ですが、現代にも通じるものがありそうです。

7位:人間失格(太宰治)

あらすじ

本当の自分をさらけだせずに、おどけることでしか人とつきあえない主人公。
酒と薬と女性に溺れる自堕落な人生を送っています。
「恥の多い生涯を送ってきました」で始まる太宰治の代表作。

感想

ダメ男の愉快でない物語なのに、どうなるんだろうと先が気になります。
太宰治の筆の力を感じます。

8位:山月記(中島敦)

あらすじ

主人公は、突出した才能を持ち、プライドの高い主人公の李徴(りちょう)。
妻子を養うために下級役人になりますが、つまらない仕事と、自分より劣った者達が出世をしているのに嫌気がさし、消息を絶ちます。

数年後、李徴(りちょう)の友人の袁傪(えんさん)は、山道で人食い虎に出会います。
その虎の正体は、行方知れずになってしまっていた李徴(りちょう)でした。

感想

李徴(りちょう)はなぜ虎になってしまったのか?
自尊心や羞恥心など、誰もが持つ人間の性質が肥大するとどうなるのか?
挫折して、己を反省し、後悔しても、人の持つ本質は変わらない・・・
大人になってもう一度、この話を聴くと、せつなさや悲しさも十分に伝わってきます。

9位:我輩は猫である(夏目漱石)

あらすじ

「吾輩は猫である。名前はまだない。」という有名な一説で始まる名作。
苦沙弥(くしゃみ)先生に拾われて、飼われた猫から見る人間社会を、ユーモアたっぷりに語ります。

感想

猫から人間を客観的に見て綴るという設定は斬新で、くしゃみ先生の友人達も個性派ぞろい。
しかしながら、とにかく長い。長すぎる。
何か事件が起こるわけではないので、最後まで聴くのが辛かった・・・。
ネタがなくなっても、連載のために無理やり書いたのではないか・・・とすら思う個人的感想。

10位:ドグラ・マグラ(夢野久作)

あらすじ

精神病棟の隔離部屋で目覚めた記憶喪失の男。
現れた教授は、正木博士の精神医学実験によって起こった事件に男が関わっていたと言います。
正木博士の資料を次々と読む男。
男は自分の名前を思い出せるのでしょうか。

感想

日本三大奇書と言われる「ドグラ・マグラ」。
あまりに長くて聴くのが大変。
夢野久作独自の世界観が広がる作品です。

まとめ

朗読は読むのとはまた違った味わいが楽しめます。
青空文庫2021年8月の1位~500位のランキングはこちらから確認できます。

青空文庫ランキング2020年7月
あわせてよみたい青空文庫2020年7月のランキングをYoutubeの朗読で!

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