ポッドキャストアワード2019で大賞に輝いた作品は?

2020年4月11日

ポッドキャストアワード2019の大賞

日本で「ポッドキャスト」に再び脚光が当たり始めてるのをご存知ですか?

ポッドキャストの老舗といえばAppleですが、昨今、大手企業で参入するメディアが増えているんです。
Google(グーグル)を始め、Spotify(スポティファイ)など。

ポッドキャストは、誰でも配信者になれることもあって、玉石混合で乱立気味。
一般人は、何を聴けばいいのかわからないのが現状。

そんな中、ジャパン ポッドキャストアワードが開催されました。
これは、自薦・他薦を問わず応募のあったオリジナルの音声コンテンツ中で、優秀なコンテンツを表彰しようというもの。
2020年2月に20作品がノミネートされ、4月10日に最優秀賞が決定しました。

ここでは、ジャパンポッドキャストアワードと大賞作品を紹介します。

ポッドキャストアワードとは

「今、絶対に聴くべきPodcast見つけよう」というのがコンセプト。
世の中に周知され辛い、本当に優良なオリジナル音声コンテンツを発掘することを目的に立ち上がりました。

ここでいうポッドキャストとは、2019年度にインターネット上にアップされたすべての「オリジナル音声コンテンツ」のこと。
iTunesで聴けるPodcastだけでなく、Spotifyやaudiobook.jp、Radiotalk、SPOON、himalayaなど、多様な音声プラットフォームで聴くことができるオリジナルの音声コンテンツも対象。

2次コンテンツ(ラジオ局で一度放送されたものを、配信したような形式の音声コンテンツ)はこのアワードでは対象外です。

7名の選考委員が、ノミネート20作品から、1位:5ポイント 2位:3ポイント 3位:1ポイントとして集計し、合計ポイントが最も高い作品が大賞を受賞するシステムになっています。

大賞作品の紹介

コテンラジオ

ジャパンポッドキャストアワード ノミネート コテンラジオ

内容

「歴史をおもしろく学ぶコテンラジオ」が正式題名。
歴史を生業とする深井さん・楊さんと、歴史弱者と称する樋口さんの3人が配信するポッドキャスト。

教科書には載っていない歴史の話や偉人の面白エピソードを、雑談形式で軽妙に語ります。
つまらなかっただけの歴史が身近に、面白く感じられる内容。

時間は20分前後。

聴きどころ

学生時代に暗記ばかりさせられて、苦痛だった歴史の授業。
このポッドキャストはそんな退屈さとは無縁。
いきいきとした過去の人間たちのドラマを聞かせてくれます。
楽しみながら、歴史に興味を持つことができる良質のポッドキャスト。

選考委員の審査一覧

7名の選考委員による審査一覧はこちらからどうぞ。

ノミネート20作品

ノミネート20作品はこちらからどうぞ。

感想

ポッドキャストアワードの大賞、どれになるのか興味しんしんでした。
結果は、「コテンラジオ」が大賞とスポティファイ賞のダブル受賞。
私も日頃聴いているポッドキャストなので、「コテンラジオ」が大賞なのはうなずけました。

疲れずにタメになる内容、20分でさくっと聴けるところ、本題と関係のない話をダラダラと話さないところが好印象です。
短所をあげれば、話し方がくだけ気味なので、気になる人は気になるかもしれません。

審査員の一人である、LINE株式会社 取締役CSMOの舛田淳さんが、良いpodcastコンテンツに求められる要素は

①20分前後の短尺、連続性 ②検索や#に強いテーマのニッチさ ③配信外の展開性、コミュニティ性

と言っておられます。

ポッドキャストに大企業が参入してきているのは、大変望ましい傾向。
内輪ウケで終わらない良質の番組が増えてくることを期待しています。

 

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